スファレライト 3.74ct 産地不明 肉眼で見えるインクルージョン多数あり 表面の研磨痕、ミーティングポイントのずれあり スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ 鮮やかな黄色とオレンジ色が、複雑に重なり合うスファレライトです。 このとても柔らかな石をローズカットにリカットしました。 石の中に、熱く燃える炎を閉じ込めたような模様が、動かすたびに美しく力強くきらめきます。 非常に高い分散率と屈折率が特徴のスファレライトですが、ローズカットのためファイアはほとんど見られませんが、表面はメタリックな印象を受けるほどの光沢があります。 動画でも美しいバイカラーをご覧ください。 https://youtube.com/shorts/KUZ4VJFuyAc 写真1～9　自然光日陰 写真10～16　LED照明

インペリアルトパーズ 2.431ct 日独宝石研究所ソーティング付き 産地不明 肉眼で見えるインクルージョン多数あり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ ゴールデンイエローのトパーズです。 金色の宝石ってなんだろうと考えた時に、トパーズは出てこなかったのですが、このインペリアルトパーズはまさに金色で、出会った時にはとても驚きました。 内包物に光が当たり、どこもかしこも金色にきらめきます。 重厚な金色ではなく、軽やかな金色で、金色の光を閉じ込めたような軽やかさです。 内包物が多いため、お仕立ては難しい場合があります。 写真1～9　自然光日陰 写真10～14　LED照明

トルマリン 1.52ct アフガニスタン産 肉眼で見えるインクルージョン、全体を横断するクラックあり スリランカ人カッターW氏による ------------------------------------------ 両端が青磁色のバイカラーのトルマリンです。 片方は柔らかなグラデーションで徐々に色付き、反対側はパキッと色が変わります。 ハッとするような美しい色の混じり方を一石で2パターン楽しめます。 色が反射している時は鮮やかなバイカラー、反射していない時はやや地味な色味でバイカラーも控えめになります。 クラックがあるため、お仕立ては難しい場合があります。 動画で色の変わり方をぜひご覧ください。 https://youtube.com/shorts/94sdHOxtqw0 写真1～12 写真13～17

ジルコン 0.78ct スリランカ産 下側の角にルーペでよく見るとわかる程度のごくわずかな欠け スリランカ人カッターA氏による ----------------------------------------- 深く強い赤/臙脂色のジルコンです。 派手な色ではありませんが、ジルコンらしく内側からきらめきが溢れます。 ポップになりがちなジュエルシェイプですが、シックなカラーで落ち着いた印象になりました。 キュレットから広がるきらめきを、テーブルから覗き込むことができます。 写真1～9　自然光日陰 写真10～13　LED照明

サファイア 1.42ct スリランカ産 肉眼で見えるクラック、インクルージョンあり UVライトでピンクに蛍光（写真15） スリランカ人カッターA氏による ------------------------------------------ 明るい赤みの紫/菖蒲色に、一部、青み紫がごくわずかに入ったサファイアです。 色はしっかりと濃いですが、暗さはなく、紫外線で蛍光するため太陽光の下ではより艶やかになります。 深さのあるカットで、石の奥の方から湧き上がるような輝きが、クラックにより複雑さを増して強くきらめきます。 クラックと内包物により、お仕立ては難しい場合があります。 写真1～9　自然光日陰 写真10～14　LED照明

トルマリン 0.81ct コンゴ産 クラウンにわずかに肉眼で見えるインクルージョンあり オランダ人カッターE氏による ------------------------------------------ 柔らかく優しいピンク色、ベビーピンクのトルマリンです。 色々なピンクの石がありますが、光を全反射するように、とにかく明るくきらめくのは、トルマリンが1番だと思っています。 正面からの写真が特に暗く写りますが、実際には暗さのない明るくきらめく一石です。 きらめきを動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/RJamrBJAJH8 写真1～9　自然光日陰 写真10～15　LED照明

ロードライトガーネット 1.42ct タンザニア産 肉眼で見えるインクルージョンあり スリランカ人カッターE氏による ------------------------------------------ 落ち着いたローズレッドのガーネットです。 オランダ人カッターE氏による正確なカットと丁寧な磨きで、内包物を超えてキュレットから広がる鋭いきらめきがフェイスに届きます。 パビリオンも、テーブルも、シンプルなカットですが、組み合わせると複雑なきらめきを見せます。 インクルージョンのある石でも、カットが美しいとここまで魅力的になれるという見本のような一石です。 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

ジルコン 0.75ct スリランカ産 全体に肉眼で見えるインクルージョン多数あり スリランカ人カッターW氏による ------------------------------------------- 落ち着いた黄緑色、アイビーグリーンのジルコンです。 無数に入った線状のインクルージョンに光が当たると、降り注ぐ黄金の雨のようでとても幻想的です。 ジルコンのインクルージョンはとても個性的で、ぜひじっくりと観察して楽しんでいただきたい一石です。 内包物が多いため、お仕立ては難しい場合があります。 写真1~8 自然光日陰 写真9 自然光日向 写真10~14 LED照明

サファイア 1.46ct マダガスカル産 わずかに肉眼で見える筋状のインクルージョン数本あり スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ 灰桜色/明るい灰みピンクのサファイアです。 シルキーなインクルージョンがふわりと光り、テーブル面を覆う様子は、桜吹雪を見ているようです。 明るくよくきらめく石の中を、インクルージョンが風に吹かれたように斜めに横切りますが、肉眼ではわずかに見える程度です。 暗さの全くない明るく優し気なきらめき、しっとりと儚げな印象の一石です。 写真1～7　LED照明 写真8～15　自然光日陰

サファイア 1.16ct パキスタン産 表面に達するクラックあり インクルージョンあり スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ 鈍いモーブ色のサファイアに、フクシアパープル/鮮やかな赤紫のカラーバンドが数本入りました。 青いカラーバンドはよく見られますが、ピンクのカラーバンドは、ずるい程の可愛さです。 奥から手前にクラック由来の無数の白い筋が流れるところに、ズバッと走るカラーバンド、奥行き感も楽しい一石です。 傾ける角度によって、カラーバンドがはっきりと見えたり、じわじわと輪郭がぼやけたり、じっくりと眺めて楽しいです。 クラックが大きいため、お仕立ては難しい場合があります。 写真1～10　自然光日陰 写真11～15　LED照明

トルマリン 1.25ct スリランカ産 スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ 金色がかった茶/金茶色からはちみつ色まで、ブラウン系グラデーションが美しいトルマリンです。 とてもクリアで、丁寧に磨かれているため、カットの1面1面に、ピントが吸い寄せられるように目を引かれます。 単調になりがちなオーバルカットのリカットですが、チョンと尖った形がオリエンタルな印象を加え、何とも可愛らしいです。 後ろから見ると、多色性によりはっきりと色が分かれるポイントがあり、どこから見ても楽しめる一石です。 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

トルマリン 0.64ct アフガニスタン産 肉眼で見えるインクルージョンあり スリランカ人カッターP氏による ------------------------------------------ 淡い緑みの青、水色のトルマリンです。 とても軽やかな色で、清く澄んだ水を思わせる清涼感のある一石です。 写真ではやや鮮やかに写っているものがありますが、肉眼では、暗さはありませんがネオン感もなく、優しげなカラーの明るい一石です。 写真1～10　自然光日陰 写真11～15　LED照明

オパール 1.15ct タンザニア産 ガードル付近に小さなクラック2か所あり スリランカ人カッターA氏による ------------------------------------------- 遊色のない、半透明のコモンオパールです。 鮮やかな黄色で、内側に光を集めてほわっと優しく光ります。 甘酸っぱいレモンキャンディのような、可愛らしいカラーが魅力です。 クラックがあるためお仕立てには注意が必要です。 写真1～8　自然光日陰 写真9～13　LED照明

サファイア 0.58ct タンザニア産 全体に色むらあり 蛍光あり（写真15） スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ 牡丹色にやや灰みのある白を混ぜたようなサファイアです。 全体の2/3はシルクがたっぷり入りミルキー、残りの1/3はシルクとクリアが混ざり合い、さらにその一部は濃厚なパープルです。 イチゴミルクと言うには紫がやや強めで、グレープミルク（というものがあるなら）と言う方が実際の印象に近いです。 1/3のややクリアな部分は、光が当たると内側からチェリーピンクがきらめきますが、写真に捉えるのがとても難しく、リングホルダーの写真にわずかに写っているのみですが、肉眼でははっきりとわかります。 動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/063R6ORyBx8 写真1～7　自然光日陰 写真8～14　LED照明 写真15　UVライト

ハックマナイト 0.98ct アフガニスタン産 全体にクラック、インクルージョンあり 裏側の表面に達するクラックによる欠けあり スリランカ人カッターP氏による ------------------------------------------ LED照明の下では藤色、UVライトで照らすとあやめ色、UVライトをしばらく当てた後は菫色に色変わりするハックマナイトです。 原石からファセットカットへのカットを依頼しましたが、こちらはインクルージョンやクラックが多く、断念してカボションカットとなりました。 それでも、カスタムカットのカッターとしてのプライドがあるようで、カイトカットを思わせるフォルム、裏面を見ると面が取ってあり、ただのカボションカットではないという主張が見えます。 傾けるとシュワシュワとした内包物やクラック由来の虹がチラチラときらめき、メルヘンな景色を見せる一石です。 クラックがあるため、お仕立てには向きません。 ハックマナイトには、テネブレッセンスと呼ばれる、紫外線を吸収して色が変わる効果があり、UVライトや太陽光で色が濃く変化、しばらくすると元の薄い状態に戻ります。 この効果は何度でも楽しめます。 小さな虹は、ぜひ動画でご覧ください。 https://youtube.com/shorts/vUwEkR5AqPk 写真1～7　自然光日陰 写真8～9　自然光日向 写真10～13　LED照明

トルマリン 1.56ct アフリカ産 わずかにインクルージョンあり スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------- 鮮やかな黄緑、淡い若草色のトルマリンです。 かなりイエロー寄りで、様々なグリーンのバリエーションがあるトルマリンの中でもなかなか見ない色です。 若い葉の隙間からこぼれ落ちる眩しい木漏れ日を思わせるような爽やかなカラーです。 写真は黒っぽく写る部分が写りますが、暗さの一切ない眩しいほどに明るい一石です。 写真1～10　自然光日陰 写真11～15　LED照明

サファイア 0.55ct マダガスカル産 全体に肉眼で見えるインクルージョンあり キュレットの先端にクラックあり スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------ 鮮やかなローズピンクのペアシェイプのてっぺんを摘んで、おしりをちょんとブルーインクに浸けたような、下から斜めに濃いブルーが入ったサファイアです。 ブルーはとても濃くほとんど黒に見えますが、見る角度によって深いブルーが閃きます。 濃厚なふたつの色のコントラストが、胸をざわつかせるような印象的な一石です。 写真1～8　自然光日陰 写真9～14　LED照明

クロムダイオプサイド 0.87ct ロシア産 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ クロムダイオプサイドの濃い緑/常盤色は、揺らぎのないグリーン、完全無欠のグリーンです。 緑の深い森の中に迷い込んだような、どこまでも抜けない濃厚なグリーンに圧倒されるような一石です。 正面からは黒っぽく、傾けた時に美しいグリーンが冴えます。 写真1～8　自然光日陰 写真9～14　LED照明

トルマリン 4.94ct 外し石 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ こちらのトルマリンはバイカラーなうえに、変則的なカットのため、複雑に色が混じりあい色の表現が非常に難しいです。 バイカラーの元となる色は灰緑と桜色の二色、そして、その二色が様々な割合で混じりあって無数の色が見えてきます。 フェイスからは緑多め、後ろ姿はピンク多めで、桜餅カラーが和な印象です。 5カラット近くあり、様々な色をじっくりと堪能できる大きさです。 こちらは外し石ですが、元の貝殻のような形を活かしてリカットしました。 以前はどんなジュエリーだったのか、思いを馳せるのも楽しい時間です。 真珠と組み合わせていたのでは？と想像しています。 動画では鏡に映る色にも注目して下しさい。 トルマリン 4.94ct / R-0704A 写真1～12　自然光日陰 写真13～17　LED照明

サファイア 0.46ct スリランカ産 肉眼で見える針状のインクルージョン複数あり スリランカ人カッターA氏による ------------------------------------------ 淡く明るいピンク色/ベビーピンクのサファイアです。 一般的に、インクルージョンがなく透明感が高くカットが適切ならば、石はよく輝きますが、そんな条件などひょいと超えて、なぜかひと際よく輝く石が現れます。 こちらのサファイアはまさにそんな一石、インクルージョンがあってもなぜかとびきり輝きます。 輝きが強いため、肉眼ではインクルージョンがあまり目立ちません。 三角屋根の小さな家のような、可愛らしいフォルムです。 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

ベリル 1.54ct ブラジル産 わずかにインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ くちなし色/明るいイエローのベリルです。 細やかなカットが施され、とても繊細な明るいきらめきを見せます。 キュレットの先端にごく小さな梨地の模様が刻まれており、テーブルから覗き込んだときに奥行き感が強調されます。 あらゆる角度から、カットの美しさ、楽しさを堪能できる一石です。 写真1～ 写真

アメジスト 9.06ct ブラジル産 スリランカ人カッターA氏による ------------------------------------------------- フェイスからは均一に淡いパープルですが、傾けると、クリアな部分や成長線が現れ、様々な表情が楽しい一石です。 大迫力の9カラット越え、指に重量感を感じる大きさです。 これほど大きくてもカットは繊細で、その繊細なきらめきを、肉眼で存分に楽しむことが出来ます。 写真1～7　自然光日陰 写真8～14　LED照明

スピネル 0.35ct スリランカ産 角の部分にわずかに別の色が入るバイカラーですが、バイカラー表記が出るかどうかは鑑別機関によるため、保証は出来ません。 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------------- ごくごくわずかに青みを感じるグレースピネルの、角がほんのりモーブカラーに染まるスピネルです。 フェイスからはカットの反射により色が混じりあい、どこに色の境目があるのかわからないのですが、グレーの中に、確かにモーブカラーのきらめきを感じます。 パビリオン側を注意深く観察すると、一方の角にわずかな色の違いを見ることが出来ます。 捉えどころのない色を探して、いつまでも眺めてしまう一石です。 バイカラーがどの程度見えるか、動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/a2D38unvYvk 写真1～7　自然光日陰 写真8～14　LED照明

スフェーン 1.53ct マダガスカル産 オランダ人カッターE氏によるリカット 肉眼で見えるクラック、インクルージョンあり ------------------------------------------------- 明るいイエローグリーンがまぶしいほどの一石です。 カットが細かいため、微細なファイアがキラキラと輝きます。 キュレットから放射状に広がるカットときらめきの様子を、テーブル面からよく見ることができます。 インクルージョン、クラックがあるため、お仕立ては難しい場合があります。 ファイアの様子はぜひ動画でご覧下さい。 https://youtube.com/shorts/nebEnZgFOlg?feature=share