シルバールチルクォーツ 3.61ct 産地不明 自社にてリカット ------------------------------------------ クリーンなクォーツの中に、ガーデンクォーツと呼ばれる白茶色のクローライトと、メタリックに光る暗い灰色/鈍色のシルバールチルの交差する太い束が入りました。 高さのあるローズカットにリカットし、横からも上からも、印象的なルチルを立体的に愛でられるようにした、自社研磨品です。 立てて飾ることも出来るように、厚めのガードルにしています。 日が当たると、ルチルの束が虹色のきらめきを放ちます。 動画でぜひご覧ください。 https://youtube.com/shorts/gdIuoNEyN14 写真1～7　自然光日陰 写真8　自然光日向 写真9～15　LED照明

フローライトインクォーツ 1.13ct 産地不明 表面に達するフローライトの抜けた穴あり(写真17) 自社にてリカット フォルムに歪みあり ------------------------------------------ クリーンなクォーツに青いフローライトが2つ入っています。 五角形の中心、表面に近いところにフローライトを配置、五角形の角を落としたころんとした可愛らしいフォルムでで、バフトップに仕上げました。 ガードルにある大きめの穴は、フローライトが抜けた跡で、フェイスからよく見ると八面体の空洞が確認できます。 穴が大きいため、お仕立ては難しいです。 こちらの石は、一度はカッターにリカットを依頼し、カボションカットの底にあったフローライトを、キュレットの先端に配置するようお願いしたのですが、表面に近過ぎたためリカット不可で戻されてしまいました。 この美しいフローライトを何とか存分に愛でられるカットはないかと考え、フェイスに配置するなら可能と判断、自社でリカットしました。 キュレットの先端も切り落とし、両面バフトップになっています。 写真1~11 自然光日陰 写真12~16 LED照明

パイライトインクォーツ 9.00ct 産地不明 パイライト、ルチル以外に肉眼で見えるインクルージョンあり スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ クォーツの中に、金色のルチルの束と、ルチルに絡まるように大きなパイライトが入っています。 クォーツのキャンバスに大胆なアートを描いたような一石です。 片面をポートレイトカット、反対側はバフトップで、それぞれに景色を楽しめます。 美しくしなやかなブロンドヘアのようなルチルと、ゴツゴツとした黒いパイライトのコントラストが印象的で、観察のしがいがあります。 横からも楽しめる動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/1yoIo24OXwg 写真1～8　自然光日陰 写真9～10　自然光日向 写真11～17　LED照明

クォーツインクォーツ 5.846ct 日独宝石研究所ソーティング付き スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ 透明なクオーツの中に、濃い黄赤/カッパーレッドの六角柱の柱が立ち、その根元にはもう一本白い柱が横向きに伸びています。 赤い柱の頭頂部で風が吹いているようにたなびいているものは、恐らくルチル、赤いものは恐らくアンフィボール、白い柱はクォーツです。 鑑別では、クォーツインクォーツと出ていますが、一言では言い表せない複雑な景色を見せます。 面取りした直方体で、その素晴らしい景色をあらゆる面から鑑賞できます。 動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/nneWOEjJlQE 写真1～10　自然光日陰 写真11～16　LED照明

レモンクォーツ 4.13ct ブラジル産 オランダ人カッターE氏による ------------------------------------------------- 菜の花色の明るい明るいイエローです。 とても大粒で、どの角度から見てもオランダ人カッターE氏の正確無比なカットが存分に楽しめます。 レモンクォーツは一般的に放射処理をする石種です。

ガーネットインクォーツ 8.77ct 産地不明 肉眼で見える白いインクルージョン多数あり 自社にてリカット ----------------------------------------- とても大粒のガーネットインクォーツです。 フォルムはカクカクとしたペアシェイプで、裏も表もキュレットのような膨らみのあるランダムカットで仕上げました。 片側のキュレットの先端近くに朱色のガーネットがあり、鏡に映るように反射したガーネットが現れたり消えたりします。 ガーネットがあちこちに反射するのが面白いので、手で持ってじっくり観察してみてください。 写真1～13　自然光日陰 写真14～17　LED照明

デュモルチェライトインクォーツ 1.98ct 産地不明 テーブル面に表面に達する結晶あり（写真15） 自社にてリカット ----------------------------------------- 群青色から白のグラデーションの結晶が、クリーンなクォーツに入りました。 美しいデュモルチェライトを存分に鑑賞するために、カットには工夫を凝らしました。 きらめきに邪魔されないようにテーブル面はフラットにカット、丸くつや消しで縁どり、おしり側は置いて安定するよなデザインにカットしました。 青い芝がどこまでも広がる景色を、円窓から眺めるような一石です。 動画では、光が刺してデュモルチェライトが一斉に輝く瞬間を捉えました。 https://youtube.com/shorts/hhf5dzRtzNA 写真1～11　自然光日陰 写真12～15　LED照明

デュモルチェライトインクォーツ 1.68ct 産地不明 スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------ 濃厚な青いデュモルチェライトの結晶が、クリーンなクォーツに入ったデュモルチェライトインクォーツです。 端の方にもさっと結晶が入り、そこから全体にパラパラと青い結晶が散らばります。 ルーペで見ると、広がる結晶の1本1本をしっかりと見ることが出来ます。 余白を多めにとったカッターの美的センスが光ります。 裏側はフラットではなく、ややふっくらとしています。 動画では、青の世界に堕ちていくように感じる瞬間があります。 https://youtube.com/shorts/K_XweACtp1o 写真1～9　自然光日陰 写真10～15　LED照明

ガーデンクォーツ 4.33ct 産地不明 裏側に肉眼で見えるクラックあり スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ クリーンなクォーツに、クローライトという苔のような内包物が入ったガーデンクォーツと呼ばれるクォーツです。 わずかに緑みの明るい灰色は、青磁器の色から、セラドンと言うそうです。 もこもこと湧き上がり、迫りくるような迫力の内包物が、クリーンなクォーツの中で様々な景色を見せます。 巨大な雪山をクォーツに閉じ込めたようで、ガーデンクォーツと言うより、マウンテンクォーツと呼びたくなるような一石です。 写真1～11　自然光日陰 写真12～17　LED照明

ティンカーベルクォーツ 2.94ct 産地不明 コベライト以外にも白っぽい霧状のインクルージョンあり スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ ショッキングピンクのラメ/コべライトが、まるでティンカーベルが振りまく魔法の粉のようなので、ティンカーベルクォーツと呼ばれています。 たっぷり入ったコべライトが、暗いところではもちろん、明るいところでもしっかりときらめきます。 裏と表でカットが異なりますが、どちらの面もしっかりピンクのラメが出るので、お好きなカットの方を表としてお楽しみください。 写真ではラメのすべてを捉えることが出来ませんが、実際にはテーブル面の全面でラメがきらめきます。 動画で両面それぞれのきらめきをご覧ください。 https://youtube.com/shorts/Jf0vzx84inU 写真1～5　LED照明 写真6～7　自然光日向 写真8～15　自然光日陰

ルチル＆オーロラクォーツ 2.24ct ブラジル産 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ クリーンなクォーツに、赤橙色のインクルージョンと線状のインクルージョンが入っています。 オーロラクォーツと呼ばれる赤い波紋のような模様は、水晶内のクラックにライモナイトが流れ込んで現れます。 気流を具現化したようなシルバールチルが入り、風が吹き抜ける美しい景色を見せます。 赤いライモナイトは、角度によりシルバーに光を反射します。 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

スタールチルインクォーツ 7.18ct ブラジル産 スリランカ人カッターA氏によるリカット ----------------------------- 生成色と透明が層になったクォーツに、黒光りするヘマタイトと、金色のルチルの束が入りました。 ヘマタイトから放射状に伸びるルチルが、星のように見えることから、スタールチルインクォーツと呼ばれる印象的な一石です。 地平線から、夜明けの曙光が真っ直ぐに広がるような景色を見せます。 横から見ると、クォーツ部分の手前半分が透明、後ろ半分が白く濁っています。 クリアな方に入った黄金のルチルが目立つように、まるで意図したかのようで、自然が産んだ奇跡の偶然に驚かされます。 手のひらで転がして楽しめる程の大きさがあり、半透明のクォーツと透明のクォーツが重なる様子は、夏の生菓子のようにも見えました。 写真1~9 自然光日陰 写真10~17 LED照明

フラワールチルクォーツ 2.97ct 産地不明 フラワールチル以外に、肉眼で見えるインクルージョンあり 裏面に表面に達する茶色のインクルージョンあり 自社にてリカット ------------------------------------------ フラワールチルクォーツとは、結晶の中心から放射状に伸びる針状のルチルの形状が、花のように見えるため、そのように呼ばれるようになったクォーツです。 石フリマでも“ウニ”と呼ばれ大人気だったフラワールチルクォーツ、リクエストが多かったため自社研磨しました。 大きなフラワールチルを真ん中に、六角形で額装するようなイメージでカットしました。 光が当たると針状のルチルに光が当たり、金色にきらめきます。 石の中心で爆発するように黄金に輝くルチルが迫力満点です。 日向で撮った動画をご覧ください。 https://youtube.com/shorts/HGz6Hcw3hAU 写真1～5　自然光日向 写真6～8　自然光日陰 写真8～15　LED照明 こちらのルチルクォーツは自社にてリカットしました。 インクォーツなど、内包物にスポットライトを当てたい石は、カットのデザインがとても重要です。 店主のこだわりが強く、これまではカッターとの詳細なイメージの共有に苦労していましたが、いっそカッターへ任せず、思い描いた通りのデザインにカットしようと、自社でカットをしていくことにしました。 今後も自社研磨品をご紹介する予定ですので、ご期待ください。

オイルインクォーツ 0.71ct パキスタン産 オイル以外にも肉眼で見える黒っぽいインクルージョンあり UVライトでオイルが青く蛍光 スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------ オイルインクォーツとは、中部に石油が閉じ込められた水晶です。 クリアなオイルインクォーツをポートレイトカットにしました。 UVライトでオイルを光らせて、その模様をじっくり楽しめそうとポートレイトカットにしたところ、額縁の部分も光を乱反射して光りました。 とても面白い仕上がりになり、嬉しい誤算でした。 写真1～4　UVライト 写真5～10　自然光日陰 写真11～14　LED照明 写真15　UVライト

デュモルチェライトインクォーツ 2.51ct 産地不明 裏面の結晶部分に凹み、クォーツ部分に研磨痕あり スリランカ人カッターP氏による ------------------------------------------ 透明度の高いクォーツに、群青色のデュモルチェライトの結晶が入っています。 デュモルチェライトの結晶は、ペアシェイプのおしりの端の方にわずかに入るのみですが、その青の存在感は抜群で、内部で反射して先端でも青が見える瞬間があります。 結晶がわずかでこれ以上磨くことが出来ないため、裏面は元のカボションカットの仕上げを一部をそのまま残しており、わずかに研磨痕がありますが、表面からはわかりません。 ペアシェイプのローズカットが、コロンと可愛らしいフォルムです。 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

ティンカーベルクォーツ 2.75ct 産地不明 コベライト以外に肉眼で見える白っぽいインクルージョンあり スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------ ビビットピンクがキラキラとラメのように輝くティンカーベルクォーツ、ピンクファイアクォーツとも呼ばれています。 この光が当たるとピンク色、光が当たらないと黒っぽい内包物はコベライトと言われています。 ティンカーベルが振りかける魔法の粉のようなキラキラがたっぷりと入っていて、フェイスからもパビリオンからもしっかりときらめきます。 残念ながら写真や動画では、肉眼で見えるきらめきの半分も捉えられませんでした。 肉眼で見る場合には、ある一定の角度で特にきらめくため、そのベストな角度を探してみてください。 ぜひ動画でご覧ください。 https://youtube.com/shorts/njvWUUrPtvE 写真1～9　LED照明 写真10～16　自然光日陰

ヘマタイト＆ルチルインククォーツ 14.60ct ブラジル産 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ 透明なクォーツの中に、黒いヘマタイトと、ヘマタイトから生えるように金色のルチルが入った一石です。 ヘマタイトの黒光沢は、反射する光によって濃紺に見えることもあり、しっかりと太く金色に輝くルチルとのコントラストが美しいです。 ほぼ目に見えないフラクチャーがあり、一定の角度で傾けると中心部に虹が現れます。 かなり大きいので、絵画を見るように、肉眼でじっくりと鑑賞することが出来ます。 写真1～9　自然光日陰 写真10～17　LED照明

デュモルチェライトインクォーツ 1.26ct 産地不明 スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------ ルーペで、針状、柱状のしっかりと太めの結晶が見える、デュモルチェライトインクォーツです。 肉眼でもトゲトゲした印象の力強い一石です。 クリーンなクォーツの中に、青い結晶の他、黒っぽい結晶も入っています。 緩やかな四角、クッションカットのローズカットはあまり見かけないフォルムです。 結晶が偏って入っているので、見る方向によって見える青の量変わり、様々な表情が楽しめます。 写真1～9　自然光日陰 写真10～15　LED照明

デュモルチェライトインクォーツ 1.58ct 産地不明 スリランカ人カッターP氏による ------------------------------------------ 白いデュモルチェライトの結晶が、クリーンなクォーツに入りました。 デュモルチェライトの結晶と言えば、青いものが良く知られていますが、白やシルバーなど実は様々な色があります。 クォーツ部分がとてもクリーンなので、内部の結晶が鮮明に際立って見えます。 綿毛のようにふわふわと柔らかくも見えますし、見る場所によってはグレーで、トゲトゲと鋭くも見えます。 結晶が中心に来るようリカットしたので、どの角度からも、そして裏側からも、美しい結晶を存分に愛でることが出来ます。 写真1～9　自然光日陰 写真10～15　LED照明

オパール 2.34ct メキシコ産 スリランカ人カッターW氏によるリカット ------------------------------------------ メキシコ産のオパールと言われて想像するような、明るいオレンジ色やカラフルな遊色はなく、柔らかな乳白色で半透明のオパールです。 内側に光を含んだようにきらめく様子は（色味は異なりますが）ラベンダークォーツようで、ふわりとした捉えどころのなさは、効果のないムーンストーンのようでもあります。 月下美人のような、消えてしまいそうで儚げな雰囲気です。 とても大粒で、優し気なきらめきを指先で転がして肉眼で楽しめる一石です。 写真1～8　自然光日陰 写真9～16　LED照明

デュモルチェライトインクォーツ 2.22ct 産地不明 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ クリーンなクォーツの1部に、勿忘草色/明るい青色のデュモルチェライトの結晶がもしゃもしゃと入りました。 今にも動き出しそうな躍動感のあるデュモルチェライトが個性的です。 当店ではすっかり定番になったフラットバックカットで、クリーンなクォーツが強調され、ブルーとのコントラストが美しい一石になりました。 写真1～ 写真

ティンカーベルクォーツ 3.63ct 産地不明 ピンクに光るインクルージョン（コベライト）以外にも肉眼で見えるインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ 光を当てると現れるネオンピンクに光るインクルージョンが、ティンカーベルの振りかける粉のようなので、ティンカーベルクォーツと呼ばれています。 黒い背景で見ると、よりしっかりとピンクのきらめきが楽しめるので、普段よりも黒背景多めで写真を撮りました。 夜空に舞う桜の花びらのような美しいコントラストを見せます。 光っていないときのコベライトは黒っぽく、これがピンクに光るなんて、何度見ても不思議で魅力的です。 ローズカットにすることで、光の当たる面ごとにピンクのきらめきも移動していきます。 ぜひ動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/hxyOuz6GRkU 写真1～7　LED照明 写真8～15　自然光日陰

デュモルチェライトインクォーツ 2.57ct 産地不明 スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------ 透明度の高いクォーツに、くすんだブルー/ヒヤシンス色のデュモルチェライトの結晶が点在しています。 小さな青い花の絨毯が風に大きく煽られ、花々が空に巻き上がる瞬間を、クォーツのドームに閉じ込めたような景色です。 この石の中では永遠に気持ちの良い風が吹いている、そんな一石です。 少し立ち上がりのあるローズカットが、立体感を演出しています。 裏側まで丁寧に磨いてありますが、デュモルチェライトの結晶が表面に達しています。 写真1～7　自然光日陰 写真8～14　LED照明

ブルーアナテースインクォーツ 2.42ct 産地不明 全体にもやもやとしたインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------ ほぼ黒に近い濃紺色のアナテースから飛び出すように、真っ直ぐに金色のルチルが伸びています。 アナテースは見る角度を変える度に、きらりきらりと閃きごくわずか青みを感じます。 もやもやとしたインクルージョンが満ちるクォーツを貫いて、流れ星が落ちていくような、美しく印象的な景色を見せます。 日向で撮影した動画では、青が閃く瞬間が見られます。 https://youtube.com/shorts/UUjzSYLYABs 写真1～5　自然光日陰 写真6～8　自然光日向 写真9～16　LED照明