サファイア 0.79ct スリランカ産 スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------- 黒に近い石の中から、様々な色のきらめきがこぼれる一石です。 一言で何色とは言えないほど、たくさんの色が次々と現れます。 パープル、イエロー、グリーン、ブルー時々ピンク、それらが複雑に混ざり合います。 パビリオン側から見ると、イエローグリーン系とパープルブルー系のバイカラーだろうと予測が出来ますが、それだけでは説明のつかない色も現れるので不思議です。 暗い石の中からチラチラと覗く色を追い掛けて、いつまでも眺めたい一石です。 動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/UAcNk_SKV2I 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

ジルコン 1.10ct アフリカ産 肉眼で見える黒っぽい針状インクルージョンあり インクルージョンの影響でガードルの一部にガタつきあり（写真15） 肉眼ではわからない程度で、全体にカットの精度がやや甘い（ミーティングポイントのずれやガードルの研磨不足等） パキスタン人カッターM氏による ------------------------------------------- ごくわずかに黄緑みのあるシルキーホワイトのジルコンです。 よく見るとシルキーにも濃淡があり、じっくり観察するのが楽しい一石です。 ジルコンらしい強い輝きと同時に、光を内側に集めて、石自体がほわっと発光するようにきらめく様子は、ホワイトジルコンならではです。 写真1～7　自然光日陰 写真8～15　LED照明

ジルコン 1.20ct カンボジア産 肉眼で見えるクラックあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- 鮮やかな緑みの青、浅葱色のブルージルコンです。 ファイアは控えめですが、ネオン感もあるような深く色濃いこのカラーはとても魅力的です。 当店で扱うブルージルコンは外し石が多いため、インクルージョンや内包物がほぼない代わりに、フォルムは元の石に添うためどうしてもラウンドやオーバル系が多くなります。 こちらは外し石ではないので、ジュエルシェイプがとても新鮮な印象です。 ただ、クラックがあるためお仕立ては難しい場合があります。 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

スピネル 0.56ct スリランカ産 わずかにインクルージョンあり スリランカ人カッターW氏による ------------------------------------------- 桜色よりはやや濃いめ、なでしこ色のスピネルです。 なんと言ってもこのお花カットの可愛らしさ際立つ一石です。 お花カットはいくつか入荷しましたが、ピンクはこちらの一石のみでした。 淡いピンクとこのカット、言わずもがなですが、これはもう完全に桜です。 テーブルが梨地になっていて中抜けが分からないデザインのため、通常よりもかなり薄く、フェイスが広くカットされています。 そのため、実際のカラット数からイメージするよりも大きめに感じます。 動画でもこの可愛らしさをぜひご覧ください。 https://youtube.com/shorts/DmLeZpLy7WY 写真1～8　自然光日陰 写真9～15　LED照明

アンデシン 1.12ct アフリカ産 肉眼で見える黒っぽいインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- アンデシンの色を表すのはとても難しいのですが、柔らかな黄赤、赤香色と言うのがかなり近いような気がします。 シルキーとは異なりますが、わずかにベールのかかったような印象で、キラキラではないテリテリとした独特の光り方をします。 傾けると、赤っぽい色の筋やチラチラと光る内包物が流れるように入っていて、石の中では暖かな風が吹き抜けているようです。 写真1～10　自然光日陰 写真11～15　LED照明

アメジスト 6.02ct ジンバブエ産 肉眼で見えるインクルージョン多数あり スリランカ人カッターP氏による ------------------------------------------- 複雑なインクルージョンとチラチラと光る粒、漂う紫煙のように入ったパープル、全てが相まって劇的な印象を残すアメジストです。 パープルに色づいている部分はわずかですが、キュレットの付近に色があるため全体に淡くパープルの印象です。 傾けて見ると、色のない部分に多くのインクルージョンがあり、様々なカラーやきらめきを加えています。 日向では、粒状のインクルージョンに光が当たりチラチラときらめきます。 大きな原石からいくつかルースを切り出しましたが、アメジストと言えるほど紫が残ったのはこの一石のみでした。 日向で撮った動画もご覧ください。 https://youtube.com/shorts/yWSHypysDzI 写真1～2　自然光日向 写真3～11　LED照明 写真12～17　LED照明

トパーズ 2.81ct 外し石 わずかにインクルージョンあり ------------------------------------------- ホリゾンブルーのブルートパーズです。 ブルートパーズにしては色がシックで、写真を撮りながらも、アクアマリンだと錯覚する瞬間が何度かありました。 テーブル面から覗き込んだときに奥行き感が楽しめ、横顔も美しいフェイスが立体的なカットです。 写真1～10　自然光日陰 写真11～15　LED照明 ブルートパーズは一般的に、照射及び熱処理が行われています。

サファイア 0.25ct ナイジェリア産 肉眼でわずかに見える筋状のインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- ブルーとイエロー、混じったところはグリーン、見る角度や光源により、主張する色が変わる一石です。 後ろから見ると、中心付近に帯状にブルーが入っていることが分かります。 くるくる回して、あちこち連れ歩いて楽しい一石です。 写真1～8　自然光日陰 写真9～14　LED照明

サファイア 0.59ct ベトナム産 肉眼でわずかに見える筋状のインクルージョンあり UVライトで蛍光（写真15） スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- やわらかなパープルピンク、シクラメンピンクのサファイアです。 ベトナム産のピンクサファイアと言えば、いちごミルクのようなミルキーな色をイメージしますが、こんなにすっきりとしたクリーンなきらめきの可憐なピンクがあるなんて！と驚きました。 UVライトでさらにピンクに蛍光するため、自然光で見えると濃さの異なるピンクが混じります。 写真1～7　自然光日陰 写真8　自然光日向 写真9～14　LED照明

デュモルチェライトインクォーツ 1.08 産地不明 高さ約4.3mm デュモルチェライトの結晶以外にもインクルージョンあり スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------- クリアなクォーツの中に、ブルーと一部が黒っぽいデュモルチェライトの結晶が、外周に添ってに点在している一石です。 真上から見ると中心に近いところは抜けているように見えますが、横から見ると手前と奥の結晶が重なり合い、奥行き感のある美しい景色を見せます。 高さのあるローズカットはスノードームのようで、幻想的な雪の世界を覗いているようです。 写真1～11　自然光日陰 写真12～17　LED照明

タンザナイト 0.90ct タンザニア産 スリランカ人カッターP氏による 肉眼で見えるインクルージョンあり ------------------------------------------------- 柔らかい紫、ライラックカラーのタンザナイトです。 儚くも美しい夢のような雰囲気は、タンザナイトならではです。 ガードル付近にインクルージョンがあるため、お仕立ては相談が必要です。

ロードライトガーネット 0.90ct スリランカ産 ルーペで解る程度に、両端がごく小さく欠けている（写真15） スリランカ人カッターP氏による ------------------------------------------- 落ち着いたラズベリーカラーで、傾けると艶やかなピンクがきらめくロードライトガーネットらしい色の一石です。 ピンピンを通り越して、キンキンと言いたくなるような尖ったカット、強いて言うならジュエルシェイプの仲間でしょうか。 これだけの鋭角なので、ルーペで見ると極わずかに欠けていますが、このカットに挑戦したカッターのチャレンジ精神に拍手です。 写真1～8　自然光日陰 写真9～14　LED照明

サファイア 0.760ct 日独宝石研究所ソーティング付き タイ産 全体にカラーバンドあり 見る角度によりわずかにもやっとしたインクルージョンあり スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------- やわらかな落ち着いた黄緑、ひわ色のサファイアに、緑青色のカラーバンドが無数に走ります。 このカラーバンドの模様が、着物の襟と帯に見えて、是非とも縞縞を堪能できるポートレイトカットにしたいと仕入れました。 着流しのお侍か、小倉織の渋い帯を締めた粋な女性か、そんな妄想をめぐらすのも楽しい時間です。 ポートレイトカットはパビリオンはなく、裏と表、同じようにカットされています。 額に入れた絵を楽しむように、カラーバンドを愛でることが出来ます。 薄くカットされていいるため、お仕立てには注意が必要です。 写真1～7　自然光日陰 写真8～14　LED照明

スピネル 1.72ct スリランカ産 内部を横切るようなシュワっとした粒状のインクルージョンあり 全体に肉眼で見えない程度のインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏による ------------------------------------------------- 落ち着いたダークレッドの石の中から、パープルピンク、今様色の微細なきらめきが鋭くきらめきます。 テーブル面まで細かい花弁のようなカットを施したダリアカットで、丁寧に磨かれたファセット一面一面が、細かく光を反射します。 きらめきをぜひ動画でもご覧ください。 https://youtube.com/shorts/rMaIvyMQbpE 写真1～7　自然光日陰 写真8～15　LED照明

シンハライト 1.37ct スリランカ産 スリランカ人カッターP氏によるリカット ------------------------------------------- スリランカ産のシンハライトは、ブラジリアナイト、タンザナイトと並んで20世紀に発見された三大宝石のひとつです。 スリランカの旧称「セイロン」のサンスクリット語「シンハラ」が宝石名の由来となっている、スリランカを代表する宝石の一つです。 暗さのない柔らかな黄色が、明るくきらめきます。 優しい印象のイエローと、コロンとしたペアシェイプがよくマッチしています。 写真では黒っぽく写る部分がありますが、暗さのない明るい一石です。 いくつも持つ訳ではない希少石だからこそ、カットの良いものをいかがでしょう。 写真1～9　自然光日陰 写真10～14　LED照明

ジルコン 1.79ct 外し石 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- 柔らかな青はホリゾンブルー、クリーンなきらめきを存分に楽しめる一石です。 パビリオンにも複雑なカットが施され、フェイスから見ると縁がレースで縁取られたかのように、繊細にきらめきます。 写真では色濃く写ってしまいますが、指乗せやリングホルダーの写真が肉眼に近いので参考にしてください。 写真1～9　自然光日陰 写真10　自然光日向 写真11～15　LED照明

クリソベリル 0.23ct スリランカ産 肉眼でわずかに見えるもやもやとしたインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏による ------------------------------------------------- 明るい緑みの黄色、淡いサルファーイエローのクリソベリルです。 テーブル面はひねりのある配置でアシンメトリのデザインになっており、これほど小粒の石にもしっかりとカスタムカットを施すカッターさんの技術に感心させられます。 カスタムカットの入門にお勧めしたい一石です。 小粒できらめきが強いため、写真で見る程インクルージョンは目立ちません。 写真1～7 自然光日陰 写真8~14 LED照明

サファイア 0.27ct タンザニア産 インクルージョンあり スリランカ人カッターA氏による ------------------------------------------------- 明るい紫みのピンク、フクシアピンクのサファイアです。 小粒ですが、色鮮やかで強いきらめきは、さすがサファイアという美しさです。 写真1～7　自然光日陰 写真8～14　LED照明

スピネル 0.90ct スリランカ産 ルーペで見えるシルキーなインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- 色味のほぼないグレースピネルに、肉眼ではほとんど見えない程度のシルキーなインクルージョンが入っています。 強いて言うならLED照明の下でわずかに青みがありますが、無彩色に近いグレーに感じます。 街灯に照らされた、しとしと降る霧雨を見上げる静かな夜、そんな景色が見えます。 写真1～6　自然光日陰 写真7～14　LED照明

トパーズ 1.62ct 外し石 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------------- ゴールデンイエローのトパーズです。 やわらかく照らす暖かな光を凝縮したような明るい一石です。 透明感を活かし、テーブル面をのぞくと、四角が幾重にも重なるように見えるデザインにカットされています。 写真では暗く写りますが、リングホルダーや指乗せの写真が実際の明るさに近いです。 写真1～6　LED照明 写真7～14　自然光日陰

クンツァイト 3.914ct 日独宝石研究所ソーティング付き 外し石 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- ごく淡くクリアに近いピンク色のクンツァイトです。 クンツァイトは紫外線などの強い光を長期間当たると退色すると言われています。 こちらは外し石なので、恐らく元はもう少し濃いパープルピンクだったのが、退色しきってこの色に落ち着いたのだと思います。 色を濃く出すために、ゴロンと大きいおしりにカットされることの多いクンツァイトですが、リカットできりっと小さくしました。 スッキリとしたきらめきが、カットの美しさを引き立てます。 動画でも爽やかなきらめきをご覧ください。 https://youtube.com/shorts/JXUO7_22bTY 写真1～8　自然光日陰 写真9～14　LED照明

トルマリン 1.01ct ブラジル産 わずかに肉眼で見えるインクルージョンあり スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- パープルピンクに、オレンジブラウン、ごくごくわずかに緑みも感じる秋色のトルマリンです。 色々なカラーが混じっていそうな気配のするトルマリンでしたが、横から見ると、パッキリと色が分かれるラインが見えるのは予想外でした。 後ろから見ると、キュレットを中心に色が集まっていました。 写真ではインクルージョンが目立ちますが、色が深いため肉眼ではそれほど目立ちません。 正面からの写真ではどうしても暗く映ってしまうので、実際の明るさは指乗せやリングホルダーの写真を参考にしてください。 写真1～8　自然光日陰 写真9～14　LED照明

サファイア 1.39ct スリランカ産 肉眼で見える細かなインクルージョンあり スリランカ人カッターP氏による ------------------------------------------- やわらかなパープル系ピンク、なでしこ色のサファイアです。 ペアシェイプの先端とおしりに色だまりがあり、なでしこ色から牡丹色へのグラデーションか楽しめます。 色だまり部分のカットが特に細かく、とても繊細なきらめきがキラキラとこぼれるように輝きます。 一片の花びらのような、可憐な一石です。 UVライトでピンクに蛍光します。 動画でも先端のきらめきをご覧ください。 https://youtube.com/shorts/rUcxpjK-zzo 写真1～7　自然光日陰 写真8～14　LED照明 写真15　UVライト

トルマリン 0.46ct アフリカ産 スリランカ人カッターA氏によるリカット ------------------------------------------- 一見するとグリーングレー系ですが、実はとても繊細なカラーのトルマリンです。 片側にはティールグリーンがわずかにきらめき、そこからモスグリーン、クリームイエロー、そして本当にわずかにドーンピンク、そして逆端はグレーが見えます。 光源によっても少しづつ見える色が変わるので 、あちこち連れて歩いて、何色が見えるのか観察するのも楽しいです。 一石の中にいったい何色入っているのか、じっくりと観察したくなるトルマリンです。 写真1～8　自然光日陰 写真9～14　LED照明